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鳳凰位決定戦最終回

Check
※対局の内容に触れていきますが、読まれる方は日本プロ麻雀連盟が発売している『牌譜データサービス』にて鳳凰位決定戦の牌譜を並行してご覧になると、より内容がわかりやすいかと思われます。
興味のある方はぜひご購入ください。



意気込んで迎えた9回戦は何とか粘り込んでの2着。
それでも、後が無く苦しいことには間違いありません。
これから連を外すようなことがあるならば即失権に繋がるポジションにいるわけですから、失点を防ぎつつ踏み込みを深くしなければいけない自分にとっては、厳しい戦いが続きます。

10回戦、南三局まで26000点持ちの三着。
ここは何としてもプラスで終わって、三日目に繋げたいところです。

南三局、私の配牌は、


四五七35⑥⑧NNN西西白 ツモ七 ドラ9


この手に4巡目七ポン、6巡目ツモ三、7巡目ツモ五で、


三三四五五NNN西西 ポン七七七 ドラ9


この満貫のテンパイ。このテンパイから10巡目ツモ三でトイトイ三暗刻含みのテンパイへ。
ツモれば倍満のこの手にぶつかってきたのは現在首位の荒プロ。


六七八55678⑥⑦⑦⑧⑧ ドラ9


この高めハネ満のリーチ。
ここまでの態勢を考えれば私の不利は明白です。
私のこの手が成就すれば首の皮一枚繋がり、逆に放銃してしまえばその瞬間私の鳳凰位決定戦は二日目にして終了してしまう、そんな瞬間でした。


ようやく訪れた私のチャンス手。
12巡目、祈るようにして山に手を伸ばし続ける私の手に訪れたのは、ここまでの苦悩を振り払うような、そんな私の待ち焦がれていた牌でした。


三三三五五NNN西西 ポン七七七 ツモ五 ドラ9


このアガリ一発で、値千金の大トップ。
これでなんとかマイナスも二ケタで留まり、一週間後の三日目に繋げることが出来たのです。


地元に帰った私を迎えてくれたのは、仲間たちの笑顔でした。

「まだまだ戦える!」

口を揃えて声を掛けてくれる仲間たちやお客様たちの声援が、どれほど自分の力になったことでしょうか。
戦っているのは一人でも、自分の背中には多くの人達がいるんだ。そう感じさせてもらえるだけでも、私って幸せ者なんでしょうね。

十分に体調を整え、ゲンが悪かったホテルをいつもの常宿に変更し、三日目の戦いに挑んだ私。
週をまたげばきっと内容も変化するだろうと意気込んで向かう私が目にした現実は、天国と地獄が一瞬にして入れ替わる、そんな時間だったのです。


三日目初戦の11回戦、私は全力で攻めるつもりで、普段よりもかなり踏み込みを深くして戦う道を選びました。
最後まで鳳凰位奪還を目指すことを諦めない、そんな姿勢を見せたかったのです。


しかし…そんな私の気持ちとは裏腹に、容赦なく三人が私に襲い掛かります。
踏み込みが深い分だけ私の打牌は相手に捕まり、何度も放銃が続くのです。
三人の想いと私の打牌が上手くかみ合ったような、そんな感じで三人共に加点し、私は一人マイナスを積み重ねます。
普段はこんな放銃はしないのに…。
そう思っても、自分の置かれている立場では仕方ありません。

最後まで粘り強く戦うものの、結果は一人沈みのラス。
このラスで、本当に後の無い戦いを強いられます。


そして訪れた12回戦、この半荘こそが、私らしさを存分に出した反面、結果的には自分の敗戦を決める戦いになってしまったのです。


この半荘は瀬戸熊プロが開局の親番で好スタートを切ります。
連荘が続いた東1局2本場、私は幸運にも満貫をツモります。


一二四五六七八九88⑦⑧⑨ リーチツモ三


これがこの後の大爆発の始まりでした。

東2局、大事な親番で迎えた私の手は、


一三四四七九2367③④中中 ドラ四


少考後、ここから打一。
これが裏目に出て、すぐにツモ二。
そして4巡目、運命の選択が訪れるのです。
上家の瀬戸熊プロが打中。この時の私の牌姿は、


二三四四2367③④⑤中中 ドラ四


ここから中を鳴いて二三と切っていくのが普通でしょう。
しかし、この時の私にはそのような余裕はありませんでした。
このチャンス手を仕掛けていってしまっては、足の速い三人に捌かれるだろうと。
それよりは自分の持ち味である門前にこだわって、最後まで自分らしく戦おうじゃないかと。

そんな思いが牌に伝わったのか、すぐにドラの四を引き入れフリテン解消。
そしてこの手が、


二三四四四23467③④⑤ リーチツモ8 ドラ四


この起死回生の6000オール。
これで息を吹き返した私は、


234456①②③⑤⑥西西 リーチツモ⑦ ドラ西


そして南入し、親番で、


三三三四五五六七123TT リーチツモT ドラ①


さらに、


三四678⑥⑦⑦⑧⑧⑨RR リーチツモ五 ドラ⑦


このアガリでこの半荘のトップを不動のモノに。
更なる加点を目指し、今までとは違う自分を取り戻せたように思っていました。


しかし…
その気持ちこそが敗着の原因だったのです。
この半荘の加点ももちろん大事ですが、本当に大事なことは、他の三人に苦しい展開を作ること。
それは、首位を走る荒プロや、ポイントを持っている右田プロに自由に麻雀を打たせないことだったのです。


気持ちばかりが先走ってしまった私は、南3局、不安定な形から仕掛け始めます。
普段なら絶対に動かない所。
その仕掛けこそが自分の首を絞めることになったのです。

自風の北を鳴き、そして3をチーしてこの形。


六六六68N白 チー345 ポン北北北 ドラ白


この牌姿から打④。この④が荒プロのヤミテンに捕まります。


345①②③⑤⑥TT白白白 ロン④ ドラ白


この8000点で荒プロは原点復帰。
これこそがこの鳳凰位決定戦においての、私の一番の敗着でした。

自分が今やらなければいけないこと。
見なくてはいけない相手。
普段動かない仕掛け。

こんな戦いをしていれば、鳳凰位など取れるはずもありません。
この半荘はトップを取るものの、荒プロにとっては全く問題なし。
この放銃こそが、事実上の私にとっての終戦でした。

ここから先の戦いは、私にとっては本当に苦しいものでした。
自分らしく戦いながらも、勝者を自分の手で決めるわけにはいかない。
ここからの8回戦は、もう二度と味わいたくない戦いでありながら、自分を成長させる大きな糧となる時間となりました。


優勝は最後に差し返した荒プロ、以下右田プロ、瀬戸熊プロ。
三人がプラスで、私は一人大きく沈んだ最下位に終わりました。


この敗戦の後、本当に自分が麻雀プロを名乗っていいものかと悩み続けました。
自分の麻雀を見失い、リーグ戦でも苦しい戦いを強いられました。

それでも、あの舞台で戦っていたのは紛れもない事実です。
苦しかったけど、本当に楽しい時間だった。
後半は涙をずっとこらえながら、歯を喰いしばりながら戦っていた自分。
それでもやはり自分を大きくさせてくれたのは、鳳凰位決定戦でした。


今年の自分はあの舞台には立てませんでした。
連盟を代表する三人、瀬戸熊プロ、藤崎プロ、前原プロが現鳳凰位の荒プロに挑みます。

私は4日間、しっかりと目を見開いて戦いを瞼に焼き付けるつもりです。
そして近い将来、必ずやあの舞台に舞い戻ってみせます。
そして鳳凰位を奪還する。
それが今の私の目標です。


三日目には解説をさせて頂く予定となっています。
あの舞台に立った経験をプレーヤー目線でお伝えしたいと思っていますので、皆さんもぜひご覧になって下さいね!


次回からはまた違った内容を予定していますので、これからもこちらのコラムをお楽しみに♪
それじゃまた。望月でした。